県営住宅入居者の個人情報資料を紛失 兵庫県職員 拾った誰かが集合ポストに入れる?

兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県は10日、公営住宅整備課の男性職員が、県営住宅の入居者1世帯の個人情報が書かれた資料1枚を紛失したと発表した。

 職員は1日、神戸市内の県営住宅で網戸の設置に立ち会うため、1世帯4人の名前や生年月日、口座情報、家賃などのデータをA4判の紙1枚に印刷し、持ち出して訪問。その入居者から9日、集合ポストに資料が入っていたと連絡があり、紛失が判明した。職員が訪問後に落とし、拾った誰かがポストに届けたとみられる。

 県によると、職員は持ち出しに必要な上司の許可を得ていなかった。県は10日、入居者に謝罪したという。(金 慶順)

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