小泉孝太郎 全てを教わった“師匠”はあの大物俳優 その存在を隠し続けた理由は『口止め』だった

俳優の小泉孝太郎が、10日放送の『1周回って知らない話 2時間SP』に出演。俳優として苦悩していた小泉を救った“師匠”の存在を明かした。

“役者・小泉孝太郎”ではなく、“総理の息子”という話題性でのキャスティングばかりで焦る中、“役者”として接し続けてくれたというのが、事務所の大先輩・いかりや長介さんだと明かした小泉。俳優になったばかりの頃から、役者としての基礎や、演技、技術論などをイチから丁寧に指導してくれたと振り返った。

小泉は「(いかりやさんは)心のよりどころでした」と、その存在の大きさを振り返り、「本当に僕が真剣に人生を懸けて、“芸能界に来たんだな、そしてうちの事務所に来たんだな”っていうのを、最初から感じ取って下さって。“おまえが真剣なのは分かったから、俺が生きてきて、培ってきたものをおまえに全部伝えていくから”って」と、いかりやさんが小泉の役者人生をけん引してくれたことを告白。

“師匠”の存在を今まで話してこなかった理由については、「“いかりやが師匠だ、指南役だっていうのは絶対に言わないでくれ”って。だから僕、当時言わなかったと思います。いかりやさんにいろいろ教わってますっていうのは。いかりやさんが亡くなった後でしか話してないですね」と、いかりやさんの照れ隠しとも取れる、口止めがあったことを思い起こした。

さらに小泉は「もう亡くなる数か月前、声も本当かすれて、やっと振り絞るような形で。でもいかりやさんが、“孝太郎、真っ白な台本っていうのは宝物だぞ。俺はこの年になっても新しい台本をもらうのが幸せなんだ。頑張れな”っていう。最後まで情熱を持ち続けたんですよね、いかりやさんは役者としての。やっぱり情熱がなくなったら終わりじゃないですか」と、いかりやさんからの熱く、思い出深い言葉を振り返り、トークを締めくくった。

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