立憲民主党は10日、公認3候補が全敗した4月の衆参補欠選挙と、統一地方選の結果を踏まえ、両院議員懇談会を党本部で開き、次期衆院選に向けた党の立て直し策に関し意見交換した。泉健太代表ら執行部の責任を追及する声は出なかったものの、両院懇は2時間半を超え、党の発信力強化を求める意見が相次いだ。日本維新の会の台頭を警戒する見方もあった。
補選後、泉、岡田両氏は引責辞任を否定した。両院懇開催を要請した蓮舫参院議員は終了後、泉氏に自己改革を求めたと記者団に強調。「泉氏には何に取り組みたいか、何を発信したいかしっかり考えてほしい。認識を変えなければいけない」と発言したことを明らかにした。