
【パリ共同】フランスのアブドゥルマラク文化相は10日、パリの現代芸術の拠点となっている文化施設「ポンピドーセンター」が改修工事のため、2025年末から30年まで全面閉鎖すると発表した。フランスのメディアが伝えた。
アスベスト(石綿)の完全除去などを行う改修工事は当初、23年末から始める予定だったが、24年のパリ五輪開催を踏まえ、延期された。24年秋から段階的に施設を閉鎖する方針。
同センターは1977年に開館し、設備の老朽化が深刻となっている。工事では現在の安全基準に沿った改修を行い、バリアフリー化も進める。