横浜橋通商店街で北海道名産PR 修学旅行生が接客体験

買い物客(右)に石狩市厚田地区の名産品販売を行う市立厚田学園の生徒たち=横浜市南区の横浜橋通商店街

 修学旅行で横浜を訪れた北海道石狩市の義務教育学校・市立厚田学園の9年生4人が10日、横浜橋通商店街(横浜市南区)で石狩の特産品販売を行った。接客体験も行った生徒たちは元気な声で買い物客を呼び込み、地元の魅力をPRした。

 石狩市厚田地区は札幌市中心部から北に50キロほどの所に位置する。同日午前5時ごろに学校を出発した生徒たちは、長旅の疲れを感じさせず同商店街内の一角で手際よく準備を行った。

 この日、店頭に並んだのは「ニシンの切り込み」「イカの塩辛」「生シイタケ」など14点。生徒たちは「厚田」の文字が入った法被を羽織り、足を止めた買い物客に商品を説明するなど接客をしたほか、商店街の放送を使った宣伝にも挑戦した。

 ニシンの加工品が好評なことに、小笠原成美さん(14)は「自分たちの食卓では普通に並ぶものが横浜では珍しがられる」と驚いた様子。「地元の魅力をたくさんの人に伝えたい」と笑顔で話した。角田依久実さん(14)は「食べ物以外にも、海に沈む夕日など景色も素晴らしいので、ぜひ来てほしい」とPRしていた。

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