【ワシントン共同】バイデン米大統領は10日、連邦政府の債務上限引き上げを巡る協議が長期化した場合、19~21日に開かれるG7広島サミットにオンラインで参加する可能性もあると言及した。東部ニューヨーク近郊で記者団の取材に応じ「交渉の状況次第だが、行かずにオンラインとする可能性がある」と述べた。
議会が対応しなければ6月1日にも米国債がデフォルトに陥る恐れがある。今月12日に予定される野党共和党のマッカーシー下院議長らとの再協議で、一定の前進がみられるかどうかが焦点となる。
バイデン氏は10日に行った演説で「もし米国がデフォルトに陥れば、全世界が大変なことになる」と述べた。