ポーランド、ロ飛び地の呼称変更 母国語の「クルレビエツ」に

2005年7月、カリーニングラードで行われたパレード(AP=共同)

 【ベルリン共同】ポーランド政府は10日、同国に接するロシアの飛び地カリーニングラードのポーランドでの呼称を、ポーランド語のクルレビエツに変更すると発表した。ブダ開発・技術相は「私たちはロシア化を望んでいない。押し付けられた名を母国語に変更する」と説明した。欧州メディアが報じた。

 ポーランドは反ロ感情が強く、ウクライナ侵攻も厳しく批判している。

 ポーランドとリトアニアに挟まれたカリーニングラードは旧ドイツ領。第2次大戦でドイツに勝利したソ連が併合し、ソ連崩壊後はロシアの飛び地となった。ロシア軍はバルト艦隊司令部を置き軍事的要衝としている。

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