人命尊重で軍事作戦に遅れ ロシア大統領報道官

ロシアのペスコフ大統領報道官(タス=共同)

 タス通信によると、ロシアのペスコフ大統領報道官は10日、ウクライナでの軍事行動について、都市インフラを残し人命を尊重しているため進展が遅くなっていると述べた。ロシアの「特別軍事作戦」は戦争ではないと改めて主張した。ボスニア・ヘルツェゴビナのテレビに語った。

 ペスコフ氏は「戦争ならインフラと都市を完全に破壊すればいい。われわれはインフラを維持し、人命を尊重している。戦争とは全然違う」と強調した。

 ロシア大統領府は3日、大統領官邸があるモスクワのクレムリンがウクライナの無人機に攻撃されたと発表。ペスコフ氏はプーチン大統領殺害の試みだったと非難した。(共同)

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