春の叙勲、功績たたえる 地方自治や衛生分野の15人に伝達

山口祥義知事(右)から勲章と勲記を受け取る山口利光さん=佐賀市の佐賀城本丸歴史館

 春の叙勲伝達式が9日、佐賀市の佐賀城本丸歴史館であった。地方自治や保健衛生、生活衛生などの分野で顕著な功績があった受章者に山口祥義知事が勲章と勲記を手渡し、長年の活動をたたえた。

 15人の伝達対象者のうち9人が出席した。山口知事は「今日の佐賀県があるのも皆さまの尽力のおかげ。長年にわたり積み重ねてこられた功績に県民を代表して心から感謝を申し上げます。これからも新たな道を模索し、佐賀のために力を貸していただきたい」と祝辞を述べた。

 生活衛生功労で旭日双光章を受章した県理容生活衛生同業組合理事長の山口利光さん(74)は53年にわたって理容業に従事し、同組合の要職を歴任。ヘアカラーチューブのリサイクル運動や理容ボランティア活動を積極的に推進した。「地域社会の発展の一助になればと職務を全うしてきた。今回の受章を契機に、なお一層精進していきたい」と謝辞を述べた。(辻恵美)

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