11歳の少女役で鮮烈映画デビュー フランキー・コリオ出演シーン 「aftersun/アフターサン」本編映像

2023年5月26日より劇場公開される、ポール・メスカルが本年度アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされた映画「aftersun/アフターサン」から、本編映像の一部が公開された。

公開された本編映像で映し出されるのは、トルコ式公衆浴場と呼ばれるハマムでくつろぐ若いカラムと娘ソフィの姿。「私たちは同じ空で繋がっている」「離ればなれだけど、そばにいるのと同じ」「同じ空の下にいるなら一緒と同じ」と、別々に暮らす父への恋しさや寂しさとともに、強い絆で結ばれていることを感じさせるセリフが続く。

ソフィを演じているのは、オーディションによって選ばれたフランキー・コリオ。本作がスクリーンデビューとなった。コリオについてシャーロット・ウェルズ監督は、「驚くことに、最初から自分自身をソフィというキャラクターに投影した演技を出来ていたんです。並外れた才能の持ち主だと思います」と振り返っている。撮影中のコリオには、演技経験のない彼女の姿をより自然体に捉えるため、脚本ではなくセリフだけが書かれたものが渡されたという。

「aftersun/アフターサン」は、11歳のソフィが父親とふたりきりで過ごした夏休みを、その20年後に父親と同じ年齢になったソフィの視点で描いた作品。陽光の注ぐ浜辺、日焼け止めの香り、大きな波音、そして今も残る父親の手の感覚など、多くを語らない演出で描き出す。父親を演じたのは、ドラマ「ノーマル・ピープル」などのポール・メスカル。本年度ののアカデミー賞で主演男優賞にノミネートされた。ソフィ役を800人の中から選ばれた新人フランキー・コリオが務めている。脚本・監督は、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。

【作品情報】
aftersun/アフターサン
2023年5月26日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国公開
配給:ハピネットファントム・スタジオ
© Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute & Tango 2022

© 合同会社シングルライン