LOGOS(ロゴス)の『スタンディングドライネット』は、自立タイプのドライネット。吊るす場所がなくても使用できるのが利点です。今回は、開封レビューから組み立て解説(動画付き!)、使用感までを徹底レビューします。
ドライネットはキャンプの必需品!
皆さんはキャンプでどのような食器を使っていますか?
使い捨てタイプの紙皿や紙コップ等もお手軽で便利ですが、ごみも増えるしキャンプのたびに購入しなければならず、長くキャンプライフを楽しみたいのであれば、洗って繰り返し使える食器がおすすめです。
アウトドア用食器を用意したら、洗った食器を乾燥させるのに使用するドライネットもセットで用意しましょう。
ドライネットは、食器の乾燥時に砂ほこりや虫の付着を防止してくれる便利なアイテム。まずはどんなタイプがあるのか見ていきましょう。
ドライネットの主流はハンギングタイプだけど、吊り下げないと使えないのが難点
ドライネットは大きく分けて2タイプあります。吊り下げて使用するハンギングタイプと、置いて使える自立タイプです。
現在の主流はコンパクトに収納できるハンギングタイプで、筆者も昔から愛用しています。
使いたいときにポンとポップアップで出すことができ、とてもお手軽です。コンパクトに収納できるので積載にかさばることもなく、隙間にさっと入れて持っていけるのも魅力です。
ハンギングタイプは、ポールやロープに吊り下げて使用します。筆者はタープのポールにフックをつけて吊り下げることが多いです。
しかしこの使い方だと、雨の時、せっかくきれいに洗った食器が雨ざらしになってしまいます。タープ下に入るように向きを回転させて調整しますが、雨の降りこみを完全に防ぐことはできません。
雨の降りこまない場所へ移動させる必要がありますが、吊るす場所が見つからなけれ結局食器を拭いて片付ける必要があるので、仕事が増えてしまいますね。
そこで、自立タイプの出番なのです。
LOGOS(ロゴス)の『スタンディングドライネット』は使う場所も選ばず見た目もかわいい
人気アウトドアメーカーの『LOGOS(ロゴス)』からは、自立タイプのドライネットが販売されています。
スタンディングはもちろん、吊るして使うこともできる一石二鳥のドライネットなので、とても便利です。
さらに、ロゴスらしい白とライトグリーンの色の組み合わせがさわやかでかわいい! このビジュアルならどこに置いてもインテリアの邪魔をしませんね。
雨天時の食器の乾燥に困っていた筆者は、ずっとロゴスのドライネットが気になっていたのですが、セール価格で購入するできるチャンスがあったので、購入を決めました。
LOGOS(ロゴス)の『スタンディングドライネット』開封レビュー!
早速LOGOS(ロゴス)の『スタンディングドライネット』を開封していきましょう。
ビニール袋には、収納袋に入った状態で入っていました。収納時、このサイズになるということですね。
ちなみに公式発表の収納時サイズは(約)縦37cm×横37cm×厚さ1.5cmです。
収納袋から出しました。ドライネット本体、フレーム、フック、取扱説明書が入っています。
『スタンディングドライネット』のスペック
【スペック】
- 総重量:(約)400g
- サイズ:(約)幅36×奥行36×高さ60cm
- 収納サイズ:(約)縦37×横37×厚さ1.5cm
- 空間高:
[1段目](約)高さ14.5cm
[2段目](約)高さ20.5cm
[3段目](約)高さ20cm - 主素材:
[生地、メッシュ]ポリエステル
[フレーム]グラスファイバー
『スタンディングドライネット』の組み立て方
収納袋の中に、組み立て方の書かれた取扱説明書が入っているので、説明書通りに組み立てていきます。
① 説明書の図の通りに本体を広げ、取り出し口の扉をすべて開けてください。
フレームは3節あり、写真下部から順に1本目、2本目、3本目とします。曲がったジョイントパーツが上側になります。
② 本体内側から2段目の各穴に連結させていない状態のフレーム1本目と2本目を通してください。
本体内側の四隅に角穴が開いているのでここにフレームを通します。
この段階ではまだフレームは連結させません。
③ 3本目のフレームを3段目の角穴に通してください。
ここでもまだフレームは連結させません。
④ 最初に通したフレームを1段目にあるフレームポケット差し込み、2本目と連結させてください。フレーム連結時、生地を挟まないように注意してください。
⑤ 3本目のフレームを2本目のフレームと連結させた後、本体天面にあるフレームポケットに入れて固定してください。
生地を引っ張りながら組み立てるのがポイントです。
⑥ 同じように、残り3か所のフレームも取り付けると完成です。
組み立て動画もチェック!
組み立て時の写真だけではわかりにくい方もいらっしゃると思うので、動画も参考にしてください。
メーカーの公式説明書では「フレームを2段目の扉から入れる」となっていますが、筆者は何度か組み立ててみた結果「3段目の扉からフレームを入れて組み立てる方法」がやりやすかったので、その方法で組み立てています。
あくまでも筆者個人のやり方になりますので、まずはメーカーの説明書通り作ってみてください。
ちなみに、吊り下げて使用したい時はフレームを入れなくても使えます。状況によって使い分けてくださいね!
扉の大きさは?耐荷重は? アイテムをくまなくチェック!
取扱説明書によると、各段に置ける重量の目安は、500g~1kgとのこと。バランスを見ても、1kgの物を各段に置くのは厳しそう……。全体で2kg程度が限界かなと思いました。大きいスキレットやダッチオーブンは重過ぎるので入れない方がいいと思います。
扉も各段に付いているので、取り出したい段のところだけ開けて使えるのは便利ですね。
一番大きいのは2段目で、約20.5cmの高さがあります。
高さのある物も入れて乾かせます。
1段目は14.5cmあります。高さは2段目ほどではありませんが、十分な広さがあるので、鍋など少し重いものを1段目に入れると安定しやすいです。
3段目はピラミッド状になっており、比較的空間が狭いので、箸やスプーンなどのカトラリー類を入れると良いでしょう。
1段目の下には隙間があります。ここに空間があることで、自立させて使用した時に地面の砂などで食器が汚れることはありません。また、底に風が通るので食器も乾きやすい気がします。
場所を選ばず置けるので、雨天時にはすぐに雨の当たらない場所に移動できます。また、テーブル横に置いておき、直接食器を取り出しながら料理を盛りつけることも◎。
扉のファスナーは片手で開け閉めしやすいので、お子さんでも扱いやすいと思います。地面に置けば低い位置で作業できるので、乾燥した食器を取り込んだり、洗った食器を干したりするお手伝いもお願いでき、ファミリーキャンパーにもぴったりのアイテムだなと思いました!
『スタンディングドライネット』の気になるポイントとは……?
自立タイプの『スタンディングドライネット』はメリットばかりのようですが、ちょっと気になるポイントもあります。
気になるポイント①:ドライネットにしては値段がお高め
ハンギングタイプのドライネットは、メーカーによって差はあるものの、1,500円前後で購入できます。
対して、LOGOS(ロゴス)の『スタンディングドライネット』は税込み4,380円と3倍近い価格。グラスファイバーのフレームがある分値段が上がってしまうのは仕方ないことですが、ドライネットとしてはちょっとお高い印象ですね。
自立することの価値に納得できる場合のみ、購入をおすすめします!
気になるポイント②:組み立て・片付けに時間がかかる
ハンギングタイプの多くはポップアップタイプなので設置に時間はかかりませんが、『スタンディングドライネット』は、フレームを組み立てる分、時間がかかります。
さらに、組み立ても決して簡単ではありません。筆者は初めて組み立てた時に手間取って時間がかかってしまいました。片付けも同じで、ポップアップタイプに比べると時間がかかります。
ただし、キャンプ場で使う前に何度か組み立てと片付けの練習をすることで、自分なりの組み立てのコツがつかめるようになり、劇的にスピーディに組み立てられるようになります。
ギアの組み立てはキャンプの楽しみのひとつでもありますので、ぜひ楽しんでトライしてくださいね!
気になるポイント③:収納がかさばる
ハンギングタイプのドライネットは折りたためるので、手のひらサイズに収納でき、持ち運びに困ることはありません。
それに対し、ロゴスの『スタンディングドライネット』は折りたためません。収納時のサイズは(約)縦37×横37cmと大きめ。ただ、厚みが1.5cmなので、荷物の隙間をうまく見つければ積載に困ることないと思います。
LOGOS(ロゴス)の『スタンディングドライネット』は自立式で便利だった!
価格が少し高めだったり、組み立てに比較的手間がかかったりと気になるポイントはありましたが、なによりも「自立する」ことにそれらの苦悩を超える価値があると筆者は思いました!
雨天時に「どうしよう!」と慌てることもなく、どこにでも設置できることでさまざまな使い方の可能性が広がり、キャンプでより快適に過ごせるようになったんです。
ドライネットの購入を考えている方や買い替えを検討している方は、ぜひLOGOS(ロゴス)の『スタンディングドライネット』を候補に入れてみてくださいね!