春の交通安全県民運動スタート 自転車のヘルメット着用など訴え

JR岡山駅の地下街をパレードして交通安全を訴える参加者

 岡山県内で11日、春の交通安全県民運動がスタートし、県など主催の推進大会が岡山市のJR岡山駅地下通路広場で開かれた。20日までの期間中、4月から努力義務となった自転車のヘルメット着用や歩行者の安全確保などを呼びかける。

 交通安全母の会や交通警察協助員ら約100人が参加し、小谷敦副知事が「交通ルールを徹底し、事故を減らそう」とあいさつ。第二白ゆり保育園(同市北区楢津)の年長児23人が声を合わせ「飛び出しをしません」などと決意表明した。参加者は県警音楽隊を先頭に地下街をパレードして交通安全を訴えた。

 県民運動では、子どもをはじめとする歩行者の安全確保、車のスピードダウン励行、自転車のヘルメット着用―などを重点目標に、チラシ配布やドライバーへの安全運転の呼びかけなど啓発活動を各地で行う。

 県警によると、10日時点で県内の交通事故死者は13人(前年同期比15人減)でうち高齢者は6人(同10人減)。

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