トリクシー・マテル&カティア、ジョイント・ツアーの模様をグローバル配信 チケット売上一部をLGBTQ+団体へ寄付

先日、人気ドラァグ・クイーンのトリクシー・マテルとカティア・ザモロドチコワが、最新ジョイント・ツアー【Trixie and Katya Live】の最終公演を終えたが、ツアーの模様が6月のプライド月間に合わせて全世界で配信されることが発表された。

【Trixie and Katya Live: The Last Show】と題されたこの映像は、現地時間2023年6月1日から15日まで、グローバル・ストリーミング・プラットフォームVeepsで配信される。トリクシーとカティアは、最新ツアーを手がけたObsessedとともに、Drag Isn't Dangerous(ドラァグは危険ではない)キャンペーンに最低5万ドル(約670万円)、そしてライブ配信のチケット1枚の売上から1ドルを寄付することを約束している。同キャンペーンは、プロデューサー・エンターテインメント・グループをはじめとする著名なLGBTQ+エンターテインメント企業数社によって立ち上げられ、アメリカ全土のLGBTQ+の権利を剥奪する法案に対抗することを目的としている。

シンガーソングライターとして米ビルボードの複数のチャートに作品を送り込んでいるトリクシーは、カティアとの最新ツアーで撮影された14のショーから編集されたライブストリームについて「世界で最も反同性愛者の多い場所でさえ、この健全で遊び心に溢れたショーを楽しむことができます」とユーモアを交えてコメントしている。さらには、「このチャリティー活動に協力できることを非常に嬉しく思っています。ドラァグに危険性があるとしたら、自分自身についていい気分になりすぎてしまうのと他者への愛を感じてしまうことぐらいでしょう」と続けた。

配信のチケットは19.99ドル(約2,600円)で、ライブに加えて舞台裏映像、NG集などを視聴できるシリーズ・パスは29.99ドル(約4,000円)となっている。Drag Isn't Dangerousの基金に直接寄付することも可能だ。

先週日曜日には、Drag Isn't Dangerousのためにテレソンが実施され、様々な俳優、ミュージシャン、ドラァグ・クイーンたちが力を合わせ、ドラァグが子供たちにとって危険であるという根拠のない極右的な思想と闘った。シャーリーズ・セロン、ジェシー・アイゼンバーグ、ビリー・アイクナー、アリ・ウォン、エイミー・シューマー、オーヴィル・ペック、ケリー・オズボーン、レスリー・ジョーンズ、マーガレット・チョー、サラ・シルヴァーマンとともに、トリクシー、ボブ・ザ・ドラァグ・クイーン、ジンクス・モンスーン、ペパーミント、ユリーカ・オハラ、ディヴィーナ・デ・カンポなどのドラッグスターが参加した4時間以上のテレソンは、50万ドル(6,700万円)以上の寄付金を集めることに成功した。

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