ドージャ・キャット、過去2アルバムを“金目当ての粗悪品”と呼びニューALのタイトルを明かす

現地時間2023年5月9日、ドージャ・キャットが待望のニュー・アルバムのタイトルを発表する数分前に、大成功を収めた自身の過去2作、『プラネット・ハー』と『ホット・ピンク』をTwitterで揶揄した。

ドージャは、「“プラネット・ハー”と“ホット・ピンク”は金目当ての粗悪品で、あんたたちはみんなそれに引っかかったんだよ。(おかげで)あんたたちが平凡なポップスを欲しがって泣いている間に、私は今どこかに消えて愛する人たちと島で現実を楽しむことができる」とツイートした。

2021年の3rdスタジオ・アルバムと2019年の2ndアルバムはどちらも米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”でTOP10入りしている。

この投稿の7分後にドージャは再びツイートし、待望の4thアルバムのタイトルを発表した。このプロジェクトについて彼女は、今年初めに『Hellmouth』という仮のタイトルを予告していた。ドージャは、「(タイトルは)hEllMoUthじゃないよ、“First of All”だよ、そう私は今アルバム・タイトルを発表している」と投稿した。

ドージャ・キャットは、公の場での発言をあとから覆すことも珍しくない。例えば、次のアルバムの方向性についてファンを誤解させることを公然と楽しんでいる節がある。2022年9月のインタビューで彼女は、新作が1990年代のドイツのレイブ・ミュージックからインスピレーションを受けていると主張したが、そのインタビューが発表されたあとに、「私はドイツのレイヴ・カルチャーのアルバムなんて作ってないよ、それについてインタビューしてきた媒体をからかっただけだよみんな」とツイートした。

その後、彼女は、自身の新作ではラップからR&B、ロック、実験的なジャズまで、あらゆるジャンルを網羅していると主張するなど、一連のツイートで発言をコロコロと変え続けた。つまり、ドージャのアルバム関連の発表に関しては、話半分で受け止めるのがベストだろう。

【グラミー賞】受賞者であるドージャの最近の動きは、今年の【メット・ガラ】で、デザイナーの故カール・ラガーフェルドの愛猫シュペットに似せた猫の鼻と耳をつけて登場したほか、背中全体を覆うコウモリの骸骨の新しいタトゥーを披露したばかりだ。

ドージャは自身の過去作をあまり評価していないようだが、『プラネット・ハー』に収録されている「Get Into It (Yuh)」、「Woman」、「Need to Know」、「You Right」などの楽曲の成功を受けて、5月9日に【BMIポップ・アワード】で、<ポップ・ソングライター・オブ・ザ・イヤー>に輝いている。

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