解禁前に稚アユ15万匹放流 印南町の切目川漁協

稚アユの放流を体験する清流小学校の児童(和歌山県印南町羽六で)

 和歌山県印南町の切目川漁協(廣原敏弘組合長)はこのほど、町内を流れる切目川で稚アユを放流した。清流小学校の児童も参加した。

 資源保全のため毎年、この時季に実施している。放流したのは全長10センチ前後(平均の重さ8.1グラム)のアユで、約15万匹。県内水面漁連(紀の川市桃山町)から購入した。

 この日は切目川漁協の組合員が手分けして、上流の川又地区から下流の羽六地区までの計17カ所で放流した。

 羽六地区では、毎年参加している近くの清流小から1~3年生26人がバケツを持参して参加。漁協組合員から稚アユをそれぞれのバケツに入れてもらい、川面からそっと放していった。数回繰り返し、稚アユが泳いでいく様子を見守り「大きくなってね」と呼びかけた。

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