沖縄・奄美は雨の季節近い 曇りや雨の日多く 北日本は高温 気象庁1か月予報

1か月予報(平均気温)

 気象庁は11日(木)、向こう1か月(5/13~6/12)の天候の見通しを発表した。暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は北日本で高く、東日本で平年並みか高い見込み。特に、期間の前半は、北・東日本で気温がかなり高くなる所がありそうだ。一方、沖縄・奄美は冷涼な空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は平年並みか低い見通し。

一か月予報(降水量、日照時間)

 1週目(5/13~5/19)は、沖縄・奄美で気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多い見込み。沖縄・奄美はこのあたりで、平年より遅れて梅雨入りとなる可能性がある。また、東日本の太平洋側も気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない見込み。

高温に関する早期天候情報

早期天候情報(平均気温)

 北日本と北陸は、7日(日)ごろから気温の低い日が多くなっている。向こう2週間は次第に暖かい空気に覆われやすくなるため気温が平年より高くなり、北海道の日本海側と太平洋側、東北、北陸で17日(水)ごろからの5日間ほどは、かなり高くなる可能性がある。このため、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

参考 梅雨入りの平年日
 沖縄(5月10日ごろ)、奄美(5月12日ごろ)、九州南部(5月30日ごろ)、九州北部(6月4日ごろ)、四国(6月5日ごろ)、中国(6月6日ごろ)、近畿(6月6日ごろ)、東海(6月6日ごろ)、関東甲信(6月7日ごろ)、北陸 (6月11日ごろ)、東北南部(6月12日ごろ)、東北北部(6月15日ごろ)

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