フローレンス・アンド・ザ・マシーン、映画『GotG』新作効果で国内再生数が前週比618%増

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』のサウンドトラックに収録された、フローレンス・アンド・ザ・マシーンによる「Dog Days Are Over」の再生数が、映画公開後に前週比618%増を記録した。

フローレンス・アンド・ザ・マシーン「Dog Days Are Over」は、デビュー・アルバム『ラングス』の先行シングルとして2008年に発売された楽曲だ。「Dog Days(冴えない時期)はもう終わり。馬が駆けてくる音が聞こえるでしょう?」というポジティブな歌詞が印象的なこの曲は、発売当時に全英チャート23位、全米チャート21位を記録した。

映画が公開されると再生数が急上昇し、Spotifyのグローバル・チャートに初めてチャートインして5月11日現在で163位に上昇、日本を含めた世界23か国のSpotifyバイラル・チャートにも登場している。さらに流れている楽曲をスマホで検索できるアプリ、Shazamのグローバル・チャートでは7位を記録。日本では映画公開の前週と比較して再生回数が618%と急上昇をみせている。

バンドのボーカルであるフローレンス・ウェルチが、「Dog Days Are Over」が流れる映画のシーンを見て号泣する動画を5月9日に自身のTikTokで公開すると、瞬く間に話題となり現在までに350万再生を記録している。この動画の説明文には、「この映画には感動しっぱなしだったんだけど、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが“Dog Days (Are Over)”に合わせて踊り始めた時はもう本当に嬉しくて号泣しちゃった。この瞬間にたくさんの愛を送ってくれてありがとう。私の中のスーパーヒーローに夢中な小さな女の子は、これが現実に起こったなんて信じられないみたい」と書かれている。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのサウンドトラックは、映画の主人公ピーター・クイルの母が残してくれたカセット・テープを再現するような形で発売され、第1作のサウンドトラックは、既存曲を収録したサウンドトラックとして初の米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”1位を記録するなど、毎回話題となっている。今作では、マイクロソフトがiPodに対抗して2006年に発売した携帯型音楽プレーヤーZuneをピーターが手に入れたことで楽曲の幅が広がり、前作、前々作にはなかった90年代や00年代の楽曲も収録されていることが注目ポイントとなっている。

◎リリース情報
「Dog Days Are Over」
配信中

Photo: Autumn De Wilde

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