千葉県南部で震度5強 県内で5人軽傷

千葉県南部で震度5強 県内で5人軽傷

 5月11日午前4時16分ごろ、千葉県で震度5強を観測する地震がありました。この地震で県内では、5人が軽いけがをしたほか、住宅の屋根瓦が落ちるなどの被害が相次ぎました。

千葉駅利用者は―
「地震速報で起きた。一階で寝ていたが、上にシャンデリアみたいなものがあって、そこがすごく揺れていたので、とても揺れていたんだなと思った。(電車が)すごく遅れていて、20分ぐらい遅れていた」

「すこし目が覚めた、横揺れが続いた。すこし長かった横揺れが。縦揺れは来なかった」

 5月11日午前4時16分ごろ、千葉県南部を震源とするマグニチュード5.2の地震があり、木更津市で震度5強、君津市で震度5弱、千葉市や勝浦市などで震度4を観測しました。

 この地震による津波はありませんでした。

 一方、この地震でけが人や住宅などの被害が出ています。

 県のまとめによりますと、君津市や千葉市、鎌ケ谷市などで5人が軽いけがをしました。

 けがをしたのは、70代から90代のいずれも女性で、ベッドから転落するなどしました。

 また、木更津市や君津市、それに勝浦市で、住宅の屋根瓦が落下する被害などが11件ありました。

 このほかにも木更津市と君津市で、ビルの窓ガラスが割れるなど住宅以外の建物被害も5件確認されました。

 交通機関への影響です。

 JR東日本千葉支社によりますと、内房線や外房線などの一部区間で一時、運転を見合わせ、1万4000人あまりに影響がありました。

 このほか県内の学校への影響として、県立安房高校など、公立、私立合わせて9つの学校が休校となり、18校が始業時間を遅らせました。

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