福岡女子商業高校がForbes JAPAN Innovative Education 30に選出!リアルドラゴン桜・柴山翔太校長がコメント

福岡女子商業高等学校が、「Forbes JAPAN Innovative Education 30」に選出されたことが発表されました。このプログラムは、「子どものウェルビーイングを実現する変革者たち」を表彰するもので、全国から30団体が選ばれました。福岡女子商は、生徒主導のプロジェクトや企画による実績が評価され、19校のうちの一つに選ばれました。同校は、日本最年少校長である柴山翔太校長の主導の下、主体性やアントレプレナーシップを育む教育を実践しています。

昨年フクリパにてご紹介した福岡女子商業高等学校(以下:福岡女子商)のリアルドラゴン桜こと柴山翔太校長から、福岡女子商が「Forbes JAPAN Innovative Education 30」に選出されたというご連絡をいただきました!

福岡女子商とは?

名称:福岡女子商業高等学校

住所:福岡県那珂川市片縄北1-4-1

定員:240名

学科:商業科

ホームページURL:https://yashima.ac.jp/fgchs/

アクセス:

西鉄バスにて

博多駅前A→47番→福岡女子商前→徒歩約10分

天神大丸前→61番(現人橋経由)→丸の口→徒歩約8分

天神大丸前→61番(今立経由)→今立→徒歩約5分

天神大丸前→W番→西鉄大橋駅→W番・47番→福岡女子商前→徒歩約10分

その他:福岡女子商公式インスタグラム https://www.instagram.com/fukuoka_joshisho/

受賞内容はどんなもの?

『Forbes JAPAN』開催の「教育」をテーマにした企画である「イノベーティブ・エデュケーション30ー子どものウェルビーイングを実現する変革者たち」に福岡女子商が選ばれました。

これは、「子どものために教育変革を起こし続ける組織・団体」を対象に、小中高校、教育委員会、有志プロジェクトを全国から30団体選出し、「未来の教育を牽引する組織」として表彰するものです。

審査基準は、「経済協力開発機構(OECD)が定義した2030年の子どもたちに必要なコンピテンシー(行動特性・能力)である「ウェルビーイング」「エージェンシー」を育むことを軸にしながら、「これまでの教育変革の実践とその実績」を中心に、社会性、公共性を意識しながら、学校と社会をつなぐことや、教育エコシステム構築といった観点」とのこと。

同校は、「女子商マルシェ、キカクブ、起業ゼミ」などの企画において、生徒主導の制服変更や学校パンフレットの刷新、クラウドファンディングでの資金調達などの活動が評価され、受賞に至りました。

全ては、「挑戦を、楽しめ。」のスローガンに帰着します。なお、注目すべき希少性は以下の通りズラリです。

・全国の小中高35,000校のうち選ばれた学校は19校のみ。
・高校(中高一貫を除く)は5校のみ。
・男女別学(女子校)は福岡女子商のみ。
・専門高校(商業高校)は福岡女子商のみ。
・九州の学校では福岡女子商のみ!

オンリーワンの列挙!さすがでございます!

詳細は、現在発売中の「Forbes JAPAN2023年6月号」に掲載されています。

また、こちらの記事もぜひご一読ください。

>>選出! 子どもたちのウェルビーイングを実現する変革者たち30

柴山校長ってどんな人?

柴山校長は、当時30歳という日本最年少の校長になったことで多くのメディアにも取り上げられました。その本質は、生徒に「強い武器」を見つけて道を拓いて欲しいという、主体性をどう育て、アントレプレナーシップをどう育むのかという視点にあります。

きむ兄によるインタビュー。ぜひ今一度ご一読ください!

>>リアルドラゴン桜!?日本一若い校長・柴山翔太先生から学ぶ「武器を活かした未来の作り方」

また、昨年のフクリパインタビューでは、「一人勝ちをしている学校」というキーワードも登場しました。この「一人勝ち」が、今回のオンリーワン受賞の列挙でまたひとつ、確実にマイルストーンを刻まれたと言えます。

今回の受賞に対し、柴山校長は

今まで憧れをもって追いかけてきた学校名が並ぶ中、まさかの福岡女子商業高校。

僕の中では憧れの学校たちの中に、自分で自分たちの学校名を貼りつけたような感覚。

確かにやれることは精一杯やってきた。でも、決して追いついたとは思っていません。まだまだやりたいこと、やらなければならないことが多々あります。

ただ、期待の目で女子商を見てくれている方がいることが嬉しかった。自分たちの知らないところでも応援されていることが本当に嬉しかった。

女子商に関わってくれているみなさんが誇りをもてる学校に。生徒たちが日本中のどの学校よりも女子商を卒業したことを誇りに思える学校に。日本で1番チャレンジングな学校であり続けます。

とおっしゃっていました。

また、フクリパでも書籍コラムを連載してくださっている福岡大学商学部・飛田努准教授も、女子商との企画を毎年実施されているお一人。せっかくなので、お祝いコメントもいただきました。

飛田先生

福岡女子商業高校(女子商)に関わる皆様,「Forbes JAPAN Innovative Education 30」への選出,おめでとうございます。この快挙はアントレプレナーシップ(起業家精神)を持って,女子商の皆様がチャレンジしてきたことの証です。

2019年以来,ゼミ教育の一環として,高大連携アントレプレナーシップ教育『スプラウト』を通じて高校生と大学生が学び合う環境を,女子商と私たちで創り上げてきました。また,「女子商マルシェ」では,学生が出店者として参加するなど,女子商の実践的教育に関わってきました。今回の快挙は,学びの場を社会に開き,大学生を高校生のロールモデルとして受け入れながら,その挑戦を促す学校の姿勢が評価されたのでしょう。

しかし,これはまだまだ通過点。「一歩踏み出す勇気」を持てる生徒を生み出す学校教育を推進することでのますますの発展を祈念します。

全国でも指折りのイノベーティブな高校が福岡にあると認めてもらえたことは、全福岡人にとっても誇りですね。

これからも、福岡女子商の取り組みや、同じ想いの学校・企業などの素敵な取り組みを、フクリパは全力で追い続けたいと思います。

あらためまして、柴山校長、そして福岡女子商のみなさん、関係者の方々、受賞誠におめでとうございます!

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