伝統芸能を世界に発信 仙台・秋保の田植踊をG7仙台科学技術大臣会合で披露

G7仙台科学技術大臣会合では、歓迎イベントで秋保の伝統芸能、田植踊が披露されます。伝統文化を世界へ。出演する子どもたちが最後の練習に臨みました。

田植踊を披露するのは、保存会のメンバー約20人です。10日夜、最後の練習に汗を流しました。

秋保の田植踊は、馬場・長袋・湯元の3つの地区に伝わる伝統芸能で、2009年にユネスコの無形文化遺産に認定されました。

五穀豊穣を願い、笛や太鼓に合わせて田植えを表現して踊ります。

12日夜に開催されるG7科学技術大臣会合の歓迎イベント、アキウナイトで約10分間、湯元地区の田植踊が披露されます。

湯元田植踊保存会佐藤光信副会長「日本の伝統文化を自信を持って(子どもたちに)披露していただければ」

湯元地区の田植踊は、2016年のG7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議の歓迎行事でも披露されました。

4月上旬から練習を重ねてきた保存会のメンバーは、いよいよ12日に本番に臨み、秋保の伝統文化を世界に届けます。

踊り子澤口輝来さん「秋保の子たちが伝統ある踊りを踊ることで、秋保の素晴らしさ、良さをたくさんの方に知っていただける機会になるよう一生懸命踊りたい」

踊り子三瓶藍花さん「文化が全く違うからこそ分かり合える美しさや伝えられるものもある。頑張りたい」

G7仙台のスケジュールです。初日は、午後3時から閣僚級会合が開かれます。夕方からは郡仙台市長らが歓迎メッセージを述べた後、田植踊などが披露されます。

2日目は、午後1時半から議長国記者会見が開かれ、高市早苗内閣府科学技術担当大臣から声明が発表される見通しです。その後、震災遺構の荒浜小学校などを視察します。

3日目は、次世代放射光施設ナノテラスを視察し、全日程が終了する流れになっています。

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