G7広島サミット概要明らかに 平和公園で出迎え原爆資料館へ 最終調整

G7広島サミットで、政府は岸田総理大臣が初日に平和公園でG7の首脳を出迎え、原爆慰霊碑への献花や原爆資料館を視察する方向で最終調整しています。

19日午前には、核兵器を保有するアメリカ、イギリス、フランスの3カ国を含むG7の首脳がそろって原爆資料館を訪れる予定です。

午後には、グランドプリンスホテル広島でワーキングランチと全体会合が行われます。

世界経済やウクライナ問題インド太平洋情勢などについて意見を交わす見通しです。ウクライナのセッションにはゼレンスキー大統領がオンライン参加します。

夕方には宮島の厳島神社を訪問し、老舗の旅館「岩惣」で夕食会を行います。

20日は半導体などのサプライチェーンの強靭化を含む経済安全保障についてG7で協議します。

その後、インドや韓国など招待国8カ国が加わり「食料、保健、開発支援、ジェンダー」「気候変動」などで拡大会合を開催します。

最終日となる21日には、招待国8カ国の首脳らが平和公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花し、原爆資料館を視察する方向で調整しています。

また、岸田総理と韓国の尹錫悦大統領は、広島で被爆した韓国人の慰霊碑にも足を運びます。

その後、日米韓3カ国の首脳は北朝鮮や中国などをテーマに会談を行う予定です。

夜には岸田総理とバイデン大統領が広島市内の料亭で夕食会を行うことを検討しています。

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