久留里線の今後の在り方 沿線で住民説明会開催へ

久留里線の今後の在り方 沿線で住民説明会開催へ

 赤字となっているJR久留里線の久留里、上総亀山間の今後の在り方を話し合う会議が5月11日、初めて開催され、住民側の要望で住民説明会を開催することが決まりました。

 「JR久留里線沿線地域交通検討会議」は久留里線が走る君津市で開催され、JR東日本千葉支社のほか、県と君津市、それに沿線3地区の住民の代表と専門家として日本大学理工学部の教授も出席しました。

 会議は非公開で行われ、会議終了後、住民代表を除く出席者が記者会見しました。

 会議では、JR側から久留里、上総亀山間の現状について、モータリゼーションの進展などによって、この30年あまりで利用客が大幅に減少し、沿線人口の減少も進んで鉄道の特性である大量輸送のメリットを発揮できないなどと説明がありました。

 これに対し、住民側からは久留里、上総亀山間の「極めて少ない」利用状況に一定の理解を示し、この会議で今後の交通体系の在り方を議論していくことに合意したということです。

 また、住民側が「地域に十分な説明をする必要がある」として住民説明会の開催を要望し、時期は未定ですが、久留里、松丘、亀山の沿線3地区でそれぞれ住民説明会を開催することが決まりました。

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