英中銀、12会合連続利上げ 4.5%、14年半ぶり

 【ロンドン共同】英中央銀行イングランド銀行(BOE)は11日、物価高に対応するため、政策金利を4.25%から4.5%に引き上げた。利上げは12会合連続で、世界金融危機に発展したリーマン・ショック直後の2008年10~11月以来の高水準となった。インフレ率はBOEの予想を超えて推移しており、ベイリー総裁は追加利上げの可能性を示唆した。

 10日まで開いた金融政策委員会で決めた。投票権を持つ9人のうち7人が0.25%の利上げを求め、2人が据え置きを支持した。BOEは声明で「国内の物価や賃金が根強く上昇を続けるリスクに今後も対処していく」と表明した。

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