
就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルート(東京)は11日、2024年卒業予定の大学生の就職内定率が5月1日時点で65.1%と発表した。23年卒の同時期に比べ6.7ポイント増で、就職活動が現行日程になった17年卒以降で過去最高となった。早期選考の加速が鮮明になっている。内定を得た後も半数以上は就職活動を続けていた。
同社の就職みらい研究所の栗田貴祥所長は、新型コロナウイルス感染が落ち着きつつあり、企業の採用意欲が高まっていると指摘。「オンラインによる採用活動が効率的に進み、内定を出すタイミングが早くなっている」と分析した。