五輪汚職影響は「限定的」 KADOKAWA決算

 出版大手KADOKAWAが11日発表した2023年3月期連結決算は売上高、営業利益がいずれも過去最高を記録した。夏野剛社長はオンラインで報道陣の取材に応じ、角川歴彦元会長らが逮捕、起訴された東京五輪汚職事件の業績への影響は「限定的だった」と述べた。

 事件の影響を受けた例としては、自治体発注のイベント運営を巡る入札参加資格停止を挙げた。売上高は前期比15.5%増の2554億円、営業利益が40%増の259億円で、映像事業やゲーム事業が大きく伸びたという。純利益は9.9%減の126億円だった。

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