中立選手で出場「特別ではない」 世界柔道のベラルーシ選手

男子90キロ級2回戦 AINとして出場し、トルコ選手(右)と対戦するベラルーシのヤオル・ワラパエウ=ドーハ(共同)

 【ドーハ共同】ドーハで開催されている柔道の世界選手権で11日、個人の中立選手(AIN)として男子90キロ級に出場したベラルーシのヤオル・ワラパエウ(26)が共同通信の取材に応じ、自国を代表しない立場での参加に「普通で、何も特別なことではない」と心境を語った。

 ウクライナ侵攻で国際大会から除外されてきたロシアとベラルーシ勢がAINとして復帰。10日までロシア選手は取材区域で無言だったが、ワラパエウが初めて対応。ウクライナがAIN参加に反発してボイコットしたことに「どう答えていいか分からない」と戸惑いの表情を浮かべた。「五輪に出てメダルを取りたい」と切望した。

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