J1ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタが11日、39歳の誕生日を迎えた。
世界的な名手のイニエスタを筆頭に、これまで5月11日生まれの選手たちはプロサッカー界で華々しい活躍を見せてきた。
イニエスタと同じ5月11日生まれのクラック5人をピックアップした。
アブ・ディアビ
主な所属:アーセナ
パリ生まれのディアビは、フランスの名門育成機関のクレールフォンテーヌ国立研究所を経て、オセールで2004年にプロデビューを果たした。
2006年にアーセナルへ移籍し、身体能力の高さと卓越した技術と視野の広さから同クラブのレジェンド「パトリック・ヴィエラ2世」と期待された。
だが度重なる負傷から「ガラスの男」とも呼ばれ、そのポテンシャルの高さを存分に発揮することはできなかった。
キャリア晩年はマルセイユでプレーし、2017年に現役引退。
ユベントスMFポール・ポグバが憧れていたヒーローであり、ポグバのプレーに大きな影響を与えたと言われている。
松井大輔
現所属:Y.S.C.C.横浜
日本を代表するドリブラー松井も、イニエスタと同じ5月11日生まれだ。
鹿児島実業高を経て、出身地に所在する京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)でプロキャリアをスタート。
柔らかいボールタッチと相手を置き去りにするドリブル、急所を突くチャンスメイクで台頭した。
2004年にル・マンへ移籍し、中盤でチームのチャンスメイクを牽引したことから、地元では「ル・マンの太陽」と称賛された。
2010年ワールドカップ南アフリカ大会では、サイドで献身的なプレーでベスト16入りに貢献。
フランス、ロシア、ブルガリア、ポーランド、ベトナムでプレーするなど、バイタリティにあふれており、後輩Jリーガーからは生き様がかっこいいと羨望の眼差しを向けられているようだ。
2021年からY.S.C.C.横浜のフットサルチームへ入団し、翌年からはJ3のY.S.C.C.横浜にも加入。現在はフットサルとサッカーの二刀流に挑戦している。
ジオバニ・ドス・サントス
現所属:無所属
バルセロナで育ったメキシコの天才レフティもバルセロナのクラブレジェンドと誕生日が同じだ。
欧州のクラブシーンでは中々活躍できなかったが、ビジャレアルで輝きを放った。
メキシコ代表ではチャンスクリエイターとして君臨。通算106試合19得点を記録し、ワールドカップも3大会連続で出場を果たした。
2012年ロンドン五輪ではメキシコ初となる金メダル獲得の快挙も達成し、メキシコの英雄として名を馳せた。
2021年にクラブ・アメリカを退団してから無所属期間が続いているが、現役引退は発表していない。
パブロ・サラビア
現所属:ウルヴァーハンプトン
レアル・マドリー下部組織出身のサラビアは、ヘタフェ時代に持ち前の繊細なボールタッチとチャンスメイクでチームの司令塔として存在感を見せた。
2016年からセビージャに移籍し、利き足の左足から魔法をかけるようにチャンスを想像し続けた。
2019年からフランスの世界的強豪PSGへステップアップし、献身的なプレーと創造性あふれるゲームメイクで右サイドから違いを作り出した。
今冬からウルヴァーハンプトンへ移籍し、プレミアリーグに初挑戦。12試合1得点と期待された活躍はできていないが、時折見せるプレーはマエストロそのものだ。
ティボー・クルトワ
現所属:レアル・マドリ―
きょうで31歳の誕生日を迎えたクルトワ。
2022年に世界最高のGKに授与されるヤシン・トロフィーを獲得し、名実ともに世界最強のGKと言っても過言ではないだろう。
クラブシーンでは2010-11シーズンにヘンクでリーグ制覇を達成。アトレティコ・マドリーでは2011-12にヨーロッパリーグを制し、翌シーズンはリーグ制覇を達成した。
チェルシーでは2016-17シーズンにプレミアリーグを優勝に貢献。レアル・マドリーでは2021-22に悲願のチャンピオンズリーグ優勝を達成するなど、順風満帆のキャリアを過ごしてきた。
代表ではタイトルに届いていないが、2018年ワールドカップロシア大会で3位入りの立役者となった。
【関連記事】世界的AI「ChatGPT」に聞く。『Jリーグで最も成功したチームとは?』ベスト5
パートナーのミシェル・ゲルジグはイスラエル出身のモデルで、その美しさから多くの男性から羨望の目で見られているとか。