日本、最上位メンバー入り ワールドラグビーが承認

ラグビーW杯日本大会の1次リーグでスコットランドに勝利し、初の8強進出を決めて喜ぶ日本フィフティーン=2019年10月

 日本ラグビー協会は11日、国際統括団体ワールドラグビー(WR)が最上位カテゴリーの「ハイパフォーマンス・ユニオン」のメンバーとして、日本協会を認めたと発表した。2019年ワールドカップ(W杯)日本大会で日本代表が8強入りした実績などが評価され、強豪の10カ国・地域に加わることになった。

 ラグビー界では従来、伝統や強さに基づいた分類があり、強豪の10カ国・地域は「ティア1」と呼び、日本は「ティア2」だった。WRはこうした枠組みを再編。11日の理事会で関連した規定を改め、日本の理事会における投票権は2票から3票に増える。

 同じカテゴリーとなるのは競技発祥地のイングランドやニュージーランドなど欧州6カ国対抗、南半球4カ国対抗に参加する10協会。日本協会の土田雅人会長は「世界のラグビー界を率いるトップの協会と肩を並べることができ、誠に光栄」などとコメントした。

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