新添初優勝、パリへ前進 世界柔道、村尾は銅メダル

女子70キロ級で初優勝を果たし、金メダルを手に笑顔の新添左季=ドーハ(共同)

 【ドーハ共同】柔道の世界選手権第5日は11日、ドーハで行われ、女子70キロ級は昨年3位の新添左季(自衛隊)が決勝でジョバンナ・スコッチマロ(ドイツ)に一本勝ちし、初優勝を果たした。来年のパリ五輪代表に前進した。

 26歳の新添は初戦の2回戦から5試合に勝利。準決勝は2連覇中のバルバラ・マティッチ(クロアチア)を破った。この階級での日本勢の制覇は2018年の新井千鶴以来4大会ぶり。

 男子90キロ級は第1シードの村尾三四郎(JESグループ)が3位決定戦を制し、銅メダルを獲得した。準決勝で21年東京五輪金メダルのラシャ・ベカウリ(ジョージア)に合わせ技で一本負け。この階級の日本勢では05年以来13大会ぶりの制覇はならなかった。今大会の日本勢の金メダルは女子3、男子1の計4個。

女子70キロ級決勝 ドイツ選手(下)を攻める新添左季=ドーハ(共同)

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