インドネシア産業省は10日、ハラル(イスラム教の戒律で許されたもの)認証を取得した製品の数を2024年に1,000万点以上にする目標を明らかにした。宗教省傘下のハラル製品保証実施機関(BPJPH)が、ハラル検査機関(LPH)をこれまでの約2倍の55機関に増やしたことを受け、目標達成に向けて取り組みを加速させる。
産業省は、ハラル認証製品を1,000万点以上にすることで、インドネシアを世界のハラル産業の中心地にしたい考え。
産業省によると、BPJPHは7日、産業省標準化・産業サービス政策庁(BSKJI)傘下の8機関を含む27機関にLPHの認定証を授与した。これにより、同庁傘下のLPHは13機関となった。
LPHは事業者によるハラル認証の取得プロセスで、製品がハラルであることを保証し、ハラル認証を発行するBPJPHの戦略的パートナーとなる。BPJPHのムハンマド所長は、LPHを増やしたことで、ハラル認証サービスがより効率的、安価、迅速、簡単になることに期待を示した。
BPJPHのドディ長官は、事業者がより簡単にハラル認証を取得できるよう、同庁傘下の24機関が全てLPHに認定されることを目指すと述べた。