五所川原立佞武多(青森県)、4年ぶり従来コース復活

 今夏の五所川原立佞武多(たちねぷた)祭りについて、主催者側が立佞武多の運行経路を4年ぶりに従来の1.2キロの周回コースに戻す方向で調整していることが11日、複数の関係者への取材で分かった。昨年は短縮コースで実施したが、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いたことなどを踏まえた。市などでつくる運営委員会(大会長・山崎淳一五所川原商工会議所会頭)が18日に最終決定し、詳細を発表する見通し。

 五所川原立佞武多は従来、「立佞武多の館」やつがる総合病院、増田病院の前を通る1.2キロのコース。祭りは新型コロナの影響で2020、21年と中止となり、3年ぶりに開催した昨年は0.9キロの短縮コースだった。

 祭り期間は8月4~8日。今年は祭り25周年の節目に当たり、関係者によると、記念事業も検討されている。参加団体も昨年より増える見通し。

 今夏デビューする新作大型立佞武多「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」は、市商工観光課技能技師の鶴谷昭法さん(40)が制作を進めている。

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