「事故のない栃木へ」 春の交通安全運動はじまる

 「マナーアップ!あなたが主役です」をスローガンに「春の交通安全県民総ぐるみ運動」が11日から始まりました。

 宇都宮市のオリオンスクエアで行われたオープニングセレモニーには地域の交通安全に向けて活動する団体など、約100人が参加しました。出席した福田富一知事などは悲惨な事故をなくそうと呼びかけました。

 交通安全運動では歩行者の安全の確保や安全運転意識の向上、さらに4月から努力義務となった自転車のヘルメット着用の推進が取り組みの重点になっています。  

 事故のない安全で安心な栃木県を目指そうと宇都宮南高校の生徒が交通ルールとマナーの順守を宣言したほか、松ヶ峰幼稚園の園児たちがドライバーに向けて安全運転を呼びかけるメッセージを送りました。

 春の交通安全運動は5月20日まで行われ、各地で啓発活動を展開するほか交通違反の取り締まりを強化します。

 栃木県警察本部によりますと、県内で2023年に入ってから発生したけがを伴う交通事故は、10日の時点で1314件で前の年の同じ時期に比べ11件増えているということです。

 このうち死者は5人減の13人、重傷者は10人減の164人でした。

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