雷のエネルギーと落雷の怖さ

きのうは落雷の影響で、東急東横線が4時間余り運転を見合わせました。
帰宅ラッシュを直撃し、その影響は目黒線も含め16万7000人の足に及びました。
雷は電気で、1回の雷放電で消費されるエネルギーは約400kWh。これは家庭用電力量の2か月分に相当する量です。
それだけの大きなエネルギーですから、落雷すれば、信号設備も壊れてしまうわけです。
関東周辺では、これから夏にかけて特に雷が発生しやすい時期です。
空が暗くなって冷たい風が吹き、雷の音が聞こえるなど、発達した積乱雲が近づいているサインがあれば、すぐに建物の中に入るようにしてください。
この週末は雨のエリアが全国的に広がります。
雷雨になる所もありますので、落雷や突風、ひょうなどに注意が必要です。

気象予報士・多胡 安那

画像について:12日の天気予報。

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