春の交通安全運動にあわせ「運転の適性」を無料診断 ナスバ栃木支所

 春の交通安全運動に合わせ車の運転の適性診断を行っている団体が事故の防止につなげてもらおうと、運動の期間中に無料の診断を始めました。

 国土交通省所管の独立行政法人自動車事故対策機構ナスバでは、安全運転に役立ててもらうためバスやタクシー、トラックなどのプロのほか、一般のドライバーの適性診断などを行っています。交通安全運動の主催団体として今回で5回目となる適性診断の無料体験を11日から始めました。

 適性診断では判断動作のタイミングや動体視力などを測定するほか、感情の安定性といった性格についても診断します。栃木県警察本部によりますと県内で運転免許証を持っている人は3月末の時点で138万8千人あまり。このうち65歳以上は38万8千人あまりとなっています。去年(2022年)1年間に免許を自主返納した人は6740人いました。ここ最近は家族の勧めで適性診断を受ける高齢者が増加しているということです。

 適性診断とカウンセリングに合わせて1時間半ほどかかりますが、ナスバでは自分の運転を見つめ直し事故の防止につなげてほしいとしています。無料体験を受けるには事前の予約が必要です。

© 株式会社とちぎテレビ