音楽特番「沢田研二 華麗なる世界 永久保存必至!ヒット曲大全集」が放送決定。ジュリーの貴重映像&関係者インタビューも

BS-TBSでは、6月13日に2時間の音楽特番「沢田研二 華麗なる世界 永久保存必至!ヒット曲大全集」(午後9:00)を放送する。日本音楽界のスーパースター“ジュリー”こと沢田研二を特集するこの番組は、「輝く!日本レコード大賞」「ザ・ベストテン」をはじめ、TBSが所蔵する音楽番組のアーカイブから、沢田の歌唱映像をできる限り数多く紹介することをメインテーマに構成される。

1970~80年代、日本の音楽シーンが隆盛を極めていた時代。沢田は、そのど真ん中に君臨し続けたウルトラ・スーパースターだった。60年代後半からGSバンドであるザ・タイガースやPYGのメンバーとして活躍。71年にソロデビューし、以降日本のトップミュージシャンとして、ソロとしてのシングル総売上は1241万枚を記録。「日本レコード大賞」をはじめ数々の賞を獲得した。そのポップな楽曲の数々は、常にヒットチャートのトップを飾り続け、妖艶かつ奇抜なコスチュームは話題となった。

また、俳優として映画、舞台などにも数多く出演。近年では映画「土を喰らう十二ヵ月」(2022年)で「第96回キネマ旬報ベスト・テン」主演男優賞と「毎日映画コンクール」男優主演賞を受賞した。「キネマの神様」(21年)では、急逝した志村けんさんの代役として主演を務めたことも記憶に新しい。

近年、ライブも精力的に続けており、2022年7月からライブツアー「LIVE2022ー2023『まだまだ一生懸命』」を開催中。6月25日にはツアーファイナル&バースデーライブをさいたまスーパーアリーナで迎える沢田。しかし、現在は視聴者がテレビで彼が歌う姿を見る機会はない。

番組を手掛ける田代誠プロデューサーは「僕は沢田研二さんの大ファンでした。しかし業界には沢田研二ファンはほかにも大勢いました。内田裕也、久世光彦、阿久悠、長谷川和彦、大野克夫、加瀬邦彦…など、有名人も多いです(ちなみに僕は有名人席の後ろの無名人席に位置しています)。とにかく沢田さんは、男性ファンが多い芸能人でした。でも僕には、過去に2本『ジュリー特番』を制作した実績があります! そして仕事を辞めるまでに、3本目をぜひ作りたいものだとずっと思っていました。しかし現実はなかなか難しく、これは無理かなと思い始めていました。ですが今回、ラストチャンスと思って企画書を提出したところ、ご本人のご了解もいただき、3本目の『ジュリー特番』を制作することがかないました。このようにして、思いもかけないチャンスを僕はつかむことができましたので、長年の思いを果たすべく、一生懸命頑張ることを誓います!」と熱い思いを伝えている。

なお、今後、ザ・タイガース時代の曲から、ソロ2曲目「許されない愛」、レコード大賞大賞受賞曲「勝手にしやがれ」、「ザ・ベストテン」1位獲得の「サムライ」「ダーリング」「カサブランカ・ダンディ」など、さらにライブで披露している近年の楽曲も含め、現時点で30曲近くある候補楽曲の中から、ラインアップを決定。テレビ番組の共演者や当時の関係者へのインタビューも放送予定だ。

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