【リニア】県境付近ボーリング調査“待った” 静岡県がJR東海に対し文書を送る 11日

リニア工事をめぐる山梨から静岡県境へのボーリング調査について、県は11日、JR東海に対し、合意するまでは県境付近の調査をしないよう求める文書を送った。

リニア新幹線の工事をめぐっては、JR東海は地質などを調べるための「ボーリング調査」を山梨県側から行っていて、県は、「静岡県の水が流れ出る可能性がある」と懸念している。これに対し、JR東海は県境から300メートル以内の区間は慎重に掘り進めると説明していたが、県は11日、調査がこの区間に近づいたため、合意するまでは、調査を行わないよう求める文書をJR東海に送った。静岡県に山梨県内の調査を差し止める権限はなく、JR東海はボーリング調査を「継続」した上で県と対話する考え。

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