陸上自衛隊明野駐屯地（三重県伊勢市）は12日、駐屯地内の食堂で夕食114食分（約4万1千円相当）を不正に取ったとして、中部方面航空隊に所属する男性3等陸尉（26）を停職12カ月の懲戒処分とした。3等陸尉は「夕食を用意するのが面倒だった」と話しているという。
駐屯地によると、2021年3月4日～22年4月7日のうち114日間、無断で夕食を取った。食事は事前申請し給料から天引きされる仕組みだが、3等陸尉は夕食を取ることができない勤務に就いていて、同僚が不正に気付いた。
同隊長の加賀沢俊樹1等陸佐は「国民の信頼を損なう事案で誠に遺憾。指導を徹底する」とコメントした。
