新型コロナウイルスの影響もあってイレギュラーな時間となった2020年以降。サッカー界の数々のクラブも経営に変化を求められた。
今回は『FourFourTwo』の「2020年代に最も支出が多かったクラブランキング」から、トップ5のクラブをご紹介する。
5位:アーセナル
2020年に獲得した主な選手:トーマス・パーテイ、ガブリエウ・マガリャンイス、パブロ・マリ
2021年に獲得した主な選手:ベン・ホワイト、マルティン・ウーデゴール、アーロン・ラムズデイル、冨安健洋、サンビ・ロコンガ、ヌーノ・タヴァレス
2022年に獲得した主な選手:ガブリエウ・ジェズス、ファビオ・ヴィエイラ、オレクサンドル・ジンチェンコ、ヤクブ・キウィオール、レアンドロ・トロサール、ジョルジーニョ
支出額:3億3900万ポンド(およそ579.05億円)
ついにプレミアリーグの優勝争いを繰り広げるまでに復活を遂げてきたアーセナル。2020年代に入ってからは非常に積極的な補強を行っており、世界で5位の支出を記録した。
4位:ユヴェントス
2020年に獲得した主な選手:アルトゥール、ニコロー・ロヴェッラ、アルバロ・モラタ、ロランド・マンドラーゴラ、フェデリコ・キエーザ
2021年に獲得した主な選手:ドゥシャン・ヴラホヴィッチ、ウェストン・マケニー、デニス・ザカリア、モイーズ・キーン、フェデリコ・ガッティ
2022年に獲得した主な選手:ブレメル、フィリップ・コステイッチ、アンドレア・カンビアーゾ、マヌエル・ロカテッリ
支出額:3億4600万ポンド(およそ591億円)
このところイタリア・セリエAの覇権争いから外れてしまっているユヴェントス。ただこの2020年代に入ってからは世界で4位となる支出額を記録しており、多くの選手を獲得している。モイーズ・キーントマヌエル・ロカテッリは今夏の買い取り義務。それぞれ3000万ユーロごとだ。
3位:マンチェスター・シティ
2020年に獲得した主な選手:ルベン・ディアス、ナタン・アケ、フェラン・トーレス、ナウエル・ブストス、ディエゴ・ローザ、ヤン・コウト、イサ・カボレ
2021年に獲得した主な選手:ジャック・グリリッシュ、フリアン・アルバレス
2022年に獲得した主な選手:アーリング・ハーランド、カルヴィン・フィリップス、マヌエル・アカンジ、セルヒオ・ゴメス、マキシモ・ペローネ
支出額:3億9700万ポンド(およそ678.12億円)
2021年は少数精鋭での獲得になったが、他のシーズンではトップチームで使う、使わないにかかわらず多くの選手を引き入れているマンチェスター・シティ。おおよそ年間1億5000万ユーロ程度を支出する。
2位:マンチェスター・ユナイテッド
2020年に獲得した主な選手:ドニー・ファン・デ・ベーク、アマド・ディアロ、アレックス・テレス、ファクンド・ペリストリ
2021年に獲得した主な選手:ジェイドン・サンチョ、ラファエル・ヴァラン、クリスティアーノ・ロナウド
2022年に獲得した主な選手:アントニー、カゼミロ、リサンドロ・マルティネス、タイレル・マラシア
支出額:4億1000万ポンド(およそ700.32億円)
2位にランクインされたのはマンチェスター・ユナイテッド。毎年大型補強をしているが、ファン・デ・ベーク、サンチョ、アントニと毎回最も大きな額で獲得した選手が当たっていないのが気になるところだ。
1位:チェルシー
2020年に獲得した主な選手:カイ・ハヴァーツ、ティモ・ヴェルナー、ベン・チルウェル、ハキム・ジヤシュ、エドゥアール・メンディ
2021年に獲得した主な選手:ロメル・ルカク、サウール・ニゲス
2022年に獲得した主な選手:エンソ・フェルナンデス、ウェズレイ・フォファナ、ミハイロ・ムドリク、マルク・ククレジャ、ラヒーム・スターリング、ブノワ・バディアシル、カリドゥ・クリバリ、ノニ・マドゥエケ、マロ・グスト、カーニー・チュクエメカ、アンドレイ・サントス、ダトロ・フォファナ、ピエール=エメリク・オーバメヤング、ジョアン・フェリックス、ガブリエル・スロニナ、デニス・ザカリア
支出額:6億1200万ポンド(およそ1045.36億円)
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もちろんこの2020年代で最もお金を使ってきたのはチェルシー。特にトッド・ボーリー氏が新しいオーナーになってからは更にその補強力が増している。今季だけで6億ユーロ以上を費やしたが、まだ結果にはつながっていない。