清流沿いを駆け抜けろ! 6月2日に古座川町で自転車レースの国際大会

古座川国際ロードレースのコースとなっている国道371号(和歌山県古座川町相瀬で)

 和歌山県古座川町で6月2日、自転車レース「古座川国際ロードレース2023」が開かれる。国内外の18チームが参加し、清流・古座川沿いを駆け抜ける。NPOスポーツプロデュース熊野(新宮市)と実行委員会が共催、紀伊民報など後援。

 同町では交通量の少なさと信号機のない道路を生かして、自転車を使った地域活性化に取り組んでいる。昨年は、日本のプロ自転車ロードレース「ジャパンサイクルリーグ」(JCL)の公式戦が開かれた。

 今年は国際自転車競技連合(UCI)公認の大会で、6月3、4日に新宮市などである「ツール・ド・熊野」の前哨戦となる。コースは同町月野瀬の「南紀月の瀬温泉ぼたん荘」を終着点に、一枚岩や七川ダム湖畔などを周回する136.5キロ。

 実行委員会の須川陽介委員長(39)は「古座川は川や山があって常に景色が変わる国内でも少ないコース。アップダウンも少なく、選手の駆け引きが見られると思う。古座川の観光に自転車は必須。レースを通して地域の活性化につながればうれしい」と話している。

■各地で通行規制

 古座川国際ロードレースの開催に伴い、実行委員会は町内各地の道路を通行規制する。

 時間制限通行止めになるのは月野瀬―明神間の県道すさみ古座線で、通れない時間は午前9時15分~9時45分、午後0時35分~1時半。そのほか、国道371号や県道、町道でも一方通行になる区間がある。詳しい通行規制は、スポーツプロデュース熊野のホームページで確認できる。

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