東証続伸、1年半ぶりの高値 日銀決定後、1000円近く上昇

東京証券取引所

 12日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続伸した。終値は前日比261円58銭高の2万9388円30銭を付け、約1年半ぶりの水準に上昇した。好決算を発表した銘柄に買い注文が集まった。日銀が植田和男総裁の下で大規模な金融緩和策を継続したことも買い安心感につながっており、緩和策を決定した4月28日以降の上げ幅は1000円に迫った。

 東証株価指数(TOPIX)は13.30ポイント高の2096.39で、今月9日に付けた年初来高値に迫った。出来高は約16億6400万株だった。

 11日に24年3月期の大幅増益予想を発表したホンダや日産自動車、神戸製鋼所などが朝方から値上がりした。

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