元大関の朝乃山「絶対2桁勝つ」 9場所ぶり幕内、高砂部屋で調整

ぶつかり稽古で胸を出す朝乃山=東京都墨田区の高砂部屋

 大相撲夏場所(14日初日・両国国技館)に9場所ぶりの幕内で臨む元大関の朝乃山は12日、東京都墨田区の高砂部屋で砂袋を担いだすり足、てっぽうなどで調整した。相撲は取らなかったが、本場所用の黒色の締め込み姿で汗を流した。「約2年ぶりの幕内の土俵で楽しみだが、成績は残さないといけない。絶対に2桁以上勝つ」と語った。

 東前頭14枚目で初日は千代翔馬、2日目は剣翔との対戦。「思い切ってやるだけ。気持ちで負けないよう自分自身とも闘っていく」と話した。

 平幕だった4年前の夏場所で令和最初の優勝力士となった。大関昇進後、不祥事による6場所出場停止処分で三段目まで転落した。

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