「一生懸命、活動したので悔いはない」 さようなら「島のバラ園」 20年の歴史に幕

愛媛県宇和島市の九島(くしま)で「島のバラ園」として親しまれてきた庭園が、約20年の歴史に幕を下ろしました。

宇和島市沖の九島にある平井利彦さん夫婦が管理する約300平方メートルの庭園には、バラを中心に約80種類が植えられ、20年程前から「島のバラ園」として一般公開されてきました。

ただ、平井さん夫婦が80代後半になり、見学者の受け入れが難しくなったため一般公開の中止を決断、10日の最終日には多くの人が訪れ、鮮やかに彩られた庭園を散策していました。

(来園者)
「すごい、これだけするのは大変だろうから。最終日に来たのは思わぬことだった」

(平井恵子さん)
「今まで一生懸命に活動した甲斐があってうれしいと思う。一般公開の中止を悲しいとは思っていない」

平井さん夫婦は「今後も庭園の手入れを続け島のために役立てたい」と話しています。

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