学校視察、昼食で交流 富山の小中で授業見学

児童との交流を楽しむ関係者=12日午後0時20分、富山市芝園小

 G7(先進7カ国)富山・金沢教育相会合が12日、富山市で開幕した。国内開催の閣僚会合では初の複数県による共催で、15日までの4日間、富山市と金沢市を主会場に各国の閣僚が「コロナの影響を踏まえた今後の教育の在り方」を全体テーマに議論する。初日は富山市の小学校と中学校を巡るエクスカーション(視察)が行われ、参加者は児童生徒の授業や課外活動の様子を確認した。

 一行は12日正午過ぎ、富山市芝園小のランチルームに到着し、2年生と会食を楽しんだ。6年生が学校の取り組みや地域を紹介し、G7の各国にまつわるクイズを披露した。市内の中学校も訪れ、伝統芸能を学ぶ課外活動に参加した。

 13日には富山国際会議場で、オープニングセッションやこどもサミット宣言書に関する意見交換、コロナ禍を経た学校の役割などを議論する会合が行われる。14日は金沢市に会場を移し、教育のあり方に関する共同声明を採択する予定。最終日の15日にもエクスカーションが実施される。

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