霧馬山、「10勝以上」で大関へ 審判部長、大栄翔には慎重

霧馬山

 日本相撲協会で昇進問題を預かる審判部の佐渡ケ嶽部長(元関脇琴ノ若)は12日、夏場所(14日初日・両国国技館)で大関昇進に挑む関脇霧馬山について「1回で決めてほしい。1桁ではなく2桁(勝利)。10勝以上の成績で千秋楽を迎えてもらいたい」と期待した。

 霧馬山は三役で11、12勝と続け、先場所で初優勝。昇進目安とされる直近3場所合計33勝には10勝で届く。

 佐渡ケ嶽部長は2場所前に前頭筆頭で10勝、先場所は小結で12勝の大栄翔にも言及。「筆頭での10勝というのがある。審判部で今後、話をしていかないといけない。今場所の成績にもよる」と慎重な見解を示した。

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