札幌新陽高校(札幌市南区)の女子硬式野球部の生徒1人が運搬中だった移動式バッティングケージの下敷きになり、意識不明の重体となった事故で、赤司展子校長は12日、札幌市内で記者会見を開き、事故があった外部のグラウンドと倒れたケージはいずれも初使用だったと説明した。「負傷した生徒と家族におわびする」と謝罪した。
校長によると、事故があった6日は女子硬式野球部が普段使用していたグラウンドが利用できず、初めて札幌大学のグラウンド(札幌市豊平区)を借りた。
これまでに類似のケージを運んだことはあるとしており、校長は「第三者による調査委員会を設置し、原因究明と再発防止に尽くす」と話した。