自転車を利用する際のヘルメットの着用が4月、努力義務化されました。
その啓発ポスターをデザインした高校生に5月12日、船橋東警察署から感謝状が贈られました。
感謝状が贈られたのは、東葉高校2年の笠原陽向さん、柏原美咲さん、川内マリアさん、梁瀬大幹さんの4人で、滝口英二船橋東警察署長から感謝状が手渡されました。
4月から自転車を利用する際は、年齢を問わずヘルメットの着用が努力義務となっていますが、その着用率の低さが課題になっていて、船橋東警察署では、着用率を少しでも上げようと市内の東葉高校にポスターの作成を依頼したということです。
笠原さんら4人が合同でデザインしたポスターは、「守る」と「命」の文字を大きく描いて、着用の必要性を訴えたところがポイントだということで、滝口英二署長は「若々しいデザインで若者にヘルメット着用を促せる」とその出来栄えを称えました。
贈呈式のあとには、北習志野駅前の商店街で、生徒も一緒になって通行人らに啓発グッズを配り、ヘルメットの着用を呼び掛けました。
ポスターは今後、船橋市内の駐輪場や駅に掲示されるということです。
千葉県警によりますと、県内で2022年に起きた自転車の事故で、死亡した人や重傷者のうち、ヘルメットを着用していた人は410人中31人で1割にも満たない状況だということです。