大阪IRの広報契約辞退 読売新聞関連会社

 カジノを中心とした統合型リゾート施設(IR)の大阪での整備計画に絡み、読売連合広告社(大阪市)は12日、公募で事業者に選ばれたIRの広報企画業務の契約を辞退すると発表した。同社は読売新聞の関連会社で、ギャンブル依存症への懸念でIRへの賛否が分かれている現状を踏まえた社内検討が不十分だったと説明している。

 公募した大阪府・市は2日に選定結果を公表した。読売連合広告社によると、8日の臨時取締役会で検討し、辞退が妥当と判断。府市は今後、次点のJR西日本コミュニケーションズ(大阪市)と交渉する。

© 一般社団法人共同通信社