<わたしたちと音楽 Vol.17>きゃりーぱみゅぱみゅが語る、周囲の目を気にせずに一歩踏み出すことで得たもの

【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】(WIM)の日本版実施に伴い、独自の観点から“音楽業界における女性”にフォーカスしたインタビュー連載『わたしたちと音楽』のVol.17にきゃりーぱみゅぱみゅが登場した。

元々シャイで内気な性格だったというきゃりーぱみゅぱみゅは、原宿系のファッションに出会ってから「自分の居場所を見つけられたような気がした」と話し、「好きなファッションに身を包んでいるのが自分自身だし、それを貫いて生きていきたいとその時に思うようになりました。それがきゃりーぱみゅぱみゅとしてデビューした後にも続いているんです」と明かしている。

デビュー当時には“不思議ちゃん”的なキャラクターを押し付けられたり、クライアントに挨拶する際に目も合わせてもらえなかったなど、“悔しいことも多かった”と振り返った彼女は、「そういった経験をしてきたからこそ、その頃に優しくしてくれた人のことはずっと覚えているし、私自身は現場でどんな人にも分け隔てなく接するようにしたいと思っています」と話している。

今ではファッション・アイコン、若い世代のロール・モデルとなった彼女は、「失敗しても良いからまずはやってみたいことをやってみてほしい」とファンに伝えたいそうだ。昨年出演した【コーチェラ・フェスティバル】で、ダンサーたちが体調不良のため一人でステージに立つことになった彼女だが、その際、「どうして今までやってみなかったんだろう」と思ったそうだ。「自分自身で、自分の可能性を狭めていたことに気が付いたんですね。自分で“無理だ”と決めつけていても実際にやってみたらできちゃうことって案外たくさんあるかもしれないから、みんなにもぜひ挑戦してみてほしい」と自身の経験を共有している。

インタビュー全文は特集ページにて公開中だ。また、【ビルボード・ジャパン・ウィメン・イン・ミュージック】の特設サイトでは、これまでのインタビューやプレイリストなどをまとめて見ることが可能だ。

2007年からアメリカで開催されている【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】は、音楽業界に貢献した女性を表彰するアワードで、2023年版は3月に実施された。日本では、インタビューやライブ、トークイベントといった複数のコンテンツから成るプロジェクトとして2022年秋にローンチした。

Photo: Yu Inohara

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