川崎・生田緑地ばら苑でバラ見頃 800種3300株美しく 一般公開始まる 

鮮やかに色づいたバラが咲き誇る「生田緑地ばら苑」=川崎市多摩区

 色鮮やかなバラを楽しめる「生田緑地ばら苑(えん)」(川崎市多摩区)で春の一般公開が始まった。来場者は美しく咲き誇る赤や白、黄色などの花々と甘い香りに誘われ、広々とした園内を隅々まで散策していた。28日まで。

 「やっぱり赤いバラは映える」とうなずくのは、東京都世田谷区から訪れた吉井正晴さん(76)。30年以上も愛用しているカメラレンズで趣味の撮影を楽しみ、「毎年咲かせてくれることに感謝している。とてもきれいだ」と相好を崩した。

 1.2ヘクタールの園内には約800種、3300株のバラがある。今年は暖かい日が続き、開花は例年より1週間ほど早いという。有賀真由美園長は「見頃は続いている。秋と比べて春はバラがにぎやかに咲く」と話していた。

 午前10時(土日曜は午前9時)から午後4時半。入場無料。バラの管理などに充てる募金を受け付けている。問い合わせは、同苑電話044(978)5270。

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