中国の台湾不安定化に懸念 豪大使、クアッド協力進展

インタビューに答えるオーストラリアのヘイハースト駐日大使

 オーストラリアのヘイハースト駐日大使は12日、東京都内で共同通信の単独インタビューに応じ、中国の行動が「台湾や南シナ海を不安定化させている」と懸念を表明した。24日にシドニーで開かれる日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」の首脳会合で、安全保障などでの協力を進展させる新たな取り組みを発表できるとも述べた。

 19日に開幕する先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)にはアルバニージー首相が招待されており「ウクライナ情勢や核軍縮・不拡散などG7の議題はオーストラリアにとっても重要だ」と指摘。日豪の2国間関係強化にも意欲を示した。

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